Especia@堀江VedetteBoite

初めてのEspeciaさんを見に大阪へ行ってきました。BiSさんが所属するつばさレコーズが堀江系ガールズユニットとして立ち上げたユニットで、曲はやはりBiSさんの「太陽のじゅもん」や「ティーネイジフレイバ」を手掛けたSchtein&Longerさんが関わっているということで以前から気になっていた。

堀江VedetteBoiteはライブハウスというより映画とか演劇やりそうなイベントスペース的な場所で、音響は弱いながらも白を基調にした周囲のソファや照明はなかなかな箱。こちらで6月から毎月ワンマンでライブしている中、7月には大阪にはいたもののBiSの2nd Line昼公演を優先してしまい、今回ようやく見る機会を得ました。

パフォーマンス的にはまだまだで、冒頭お一人だけマイクコードが出なくて短いまま位置替え入れようとして他メンバーさんの足に引っ掛けるとか、かなり度肝を抜かれたんですが、観客は失敗を受け止める雰囲気。客席にはメンバーさんと友人やご家族多くて、同世代の女性がそれにアンテナ高いであろうヲタといった客層で30名くらい入っていたかしら。

オリジナル5曲ほどに加えて、カバーが2曲とダンス曲を織り交ぜるような構成。カバー曲がMisiaの「陽のあたる場所」
UAの「情熱」で、これ2000年前後にかなり聞いてたストライクのエリアなんで、リップシンクしながら自身落ち着いて見れるように。メンバーさんリアルタイムで聞いているかたは少ないだろうし、自分自身聞いたの久しぶりで一回りしてるんだろーななんておっさんの回顧モードですよ。

ボーカルがすっと入るようになってくると、メンバーさんの声質が(当たり前ながら)かなり異なることに気付くんですが、パートごとに割り振ったり声質似た二人で組み合わせたりと、歌詞や曲の展開に合わせる組み立てはけっこう工夫されてて聞かせるなと思いました。全員でユニゾン張るのもきれいに響いてたし、まずはそこが強みなのかな。
ダンス、歌唱などメンバーさん個々には上手だなという部分が時折あるけど、もともとスクールとかで訓練されている感じではなくて、ある意味真っ白な状態からの成長を見守る楽しみがあるかな。何より曲が2000年前後の日本女性R&Bシンガーを好んでた人にはまず刺さると思うし、そういう音楽をまた聞けることに幸せを感じました。

MCも全くなれてないけど、メンバーの年齢あてクイズや最近はやっているもの、などまずは何か話してみようという積極性から出る生身なとこにけっこうドキドキする。ちなみに、クイズはなぜか自分が6人分当てられてことごとく外したんだけど、曲の雰囲気からして20歳前後の大学生、少し上目の年齢かというイメージが元々あってこれが敗因でしたね。大変失礼いたしました。