Especiaさんの「スカイタイム」のコールを作るにあたって

1. 作ろうと思ったきっかけ
 自分がそもそも、BiSさんでいくつかコールとか口上とか提案していた者です。同じく通っているEspeciaさんの現場においては、曲の良さも相まってあまりコールに一生懸命ではない、というかじっくり曲聞いて踊るほうがいいんじゃない?って思っていて、現場でもその雰囲気でした。ただ、それだけだと淋しいという反対の想いもあって、どれかの曲で入れたら面白いかなと考えていたところ、シングルAMARGAのリリースがあって曲間の隙間が多くて、80年台アイドル風の雰囲気で、曲はすっごく気に入って何となくそれでやりたいかなと思ってたんですね。ただ、具体的な着想はなくて現場追っかけるのにかまけて具体化するの怠けてたんだけど、たまたま行けなかった神戸新開地の時の映像を見た時に、冒頭のAメロで2人ずつ出て歌って踊る組み合わせで、一人ずつ、6人のコール入れられる隙間で行けると思ったところから作り始めました。


2. コールで入れたいフレーズとか
 Especiaさんが80年台風を標榜していることもあって、当時のアイドル親衛隊さんがやっていったような雰囲気を出せればと思ってました。が、自分自身はその頃はテレビで見ていてなんかガヤってるなーくらいな印象の世代で、実体験はもちろんコールの形式も知らない。なのでネットで探してみるとサクッと総集編的な映像にあたって、当時小学生くらいでしたが知っている曲にこんなコールかかってたんだー、というのを研究するつもりが見入っていて楽しく、また最近のアイドルでは無いものなので新鮮でもあり。このリンク先のシリーズです。曲や当時のアイドルさんのパフォーマンス、そして含めてコールも見てみると面白いかと思います。見ている過程で"L・O・V・E"とか一拍ずつアルファベットをコールしたり、歌い出しの前に「ウ〜レッツゴー」とか、ブレイクで「ゴー」が入ったりとか、現在のコールとは異なるパターンがあって、この辺りは積極的に入れたいなと感じた部分です。
 それと同時に、ブラックミュージックの文脈組んで、典型的な英語フレーズも入れられたらなって。合いの手でうまく入るかはよく分からない部分は未だにありますが。


3. 作るプロセス

  • イントロ部分はユニット名の"Especia"と、アルファベットコールの一番典型的な"L・O・V・E"を組み合わせ。
  • 一番はボーカル取るかたをと一緒に前出る人をそれぞれ順番に。名前を予感させて、名前を呼ぶ2重でコールする感じに。
    • ちひろさんは"C・H・I・H・I・R・O"だと尺が持たないので"CHI・HI・RO"に。
    • 絵莉加さんは当初苗字の"M・O・R・I"の入りでしたが、ネタ的に古くなったかなっていうのと、ちひろさんの箇所との整合性を取って"E・RI・KA"に。
    • 暁音さんの"A・K・A・N・E"は冒頭の"M・O・N・A・R・I"と尺が半拍ずれて若干間違えやすいけど、冒頭との整合性を優先。
    • 悠香さんとちかさんは、"H・A・R・U・K・A"とか入れると、悠香さんの歌とかなり被るので名前のみのコールに。
  • 「ウ〜レッツゴー」は当初、歌い出し前にもれなく入れていましたが、繰り返しすぎすとつまらなくなるかと感じ削減
    • それに伴って、全体的に厚く入れるのは一番に限定。あとは現場で自由にガヤったりまた他のコール定着すればそちらに併せていければいいかなって。
  • "Fly high", "Sky high"等の英語は当初ベタベタに入れていたのですが、統制するつもりでもないのでちょこっと残す形で。
    • 当初は"To total ecstasy"とか"fading beauty"とか書いてましたが、まあ一般的ではないでしょうということで削除。


4. それでどうしたいか?

  • 一番については80年台ベタベタにする気持ちから、部分的にでも参加してくれたら嬉しいかなあ。ないしは生暖かく見守って戴けましたら。
  • 以降は統制するようなものではないので、お好みに応じて。
  • ただ、全体的にコールを気にしてライブ楽しめなくなるのは本意ではないし、いろんな見方からステージ楽しむのが本筋ですもんね。
  • Especiaさんもっと売れてください。


松田聖子さんの「天国のキッス」で、SEC(松田聖子の親衛隊)さんが入れてるコールが、その出来、SECさんの情熱、そしてご自身のパフォーマンスからして秀悦でありました。いいよなー80年台。 http://youtu.be/aMucxT7dPNU

スカイタイムのコール(v4)

現場での実践踏まえてこんな感じで行きたいかと。

E・S・P・E・C・I・A L・O・V・E ウ〜レッツゴー
心試すようなアテンション M・O・N・A・R・Iもなり〜
出発告げる合図 CHI・HI・ROちぃちゃ〜ん
西陽浴びて輝く A・K・A・N・E あかね〜
ランウェイは銀色のカーペット E・RI・KAえりか〜


風吸い込んで 深呼吸 覚悟決めるの はるか〜
涙は乾くわ 前を向いて ちかぶぅ
遠ざかってく 翼広げて


ふんわりとこの想いは 不思議と凪いでるわ
あの日々もほら L・O・V・E 霞んでく L・A・D・Y
軽やかに伸びやかにリズム刻みながら今
まるで 蜃気楼 高鳴るの! \高鳴る高まる/
海を超えて


ウ〜レッツゴー
ゆるやかな弧を描いて
追い風は背を押すわ


ふんわりとこの想いは 不思議と凪いでるわ
あの日々もほら 霞んでく
軽やかに伸びやかに リズム刻みながら今
まるで 蜃気楼 高鳴るの!
海を超えて


かき乱すように そう恋は L・O・V・E
ひと時だって休めない Don't stop
うねり くねり 揺らしていく M・O・V・E
私の体ごと宙へ 舞い上げてFly High
連れて行って Sky High


ふんわりとパシュミナを
なびかせて心ごと旅立っていくの oh girl
あなたから \行かないでー/
今よりも誰よりも磨きをかけてやるから 絶対


ウ〜レッツゴー
ふんわりと この想いは 不思議と凪いでるわ
あの日々もほら 霞んでく
軽やかに伸びやかに 飛び立つ私の姿
笑顔で 見送ってね

BiSimulationリリースイベント握手&チェキ会

川崎のラゾーナ川崎プラザはこれまで縁なくて行けなくって、体調(背中から腰にかけて)思わしくなくてどうしようか迷いあぐねたところだったのだけど、リリース日だからと思い切って職場を出る。二部の頭には間に合って、同じように仕事上がった社会人集まっていて250人くらいはいた雰囲気。2年前の今頃は、渋谷GladにてLADY MADE8Cutie Paiらと共演して、翌日にあの大震災が起こるなんて夢にも思わず、両アーティストの共演に2011年が面白くなる予感を無邪気に感じていたその翌日の事実が思い出されて、けっこう苦い気持ちになってた。けど、その間にこれだけ人集めるようになって現場行くたびに知らないかたが増えているのは、明らかに勢いづいてきている様子。持込んだCD500枚は終演後早々に売り切れたし、その後取り置きの申込みも途切れることが無くて、1月のGET YOUの時より明らかに勢いづいてる感じ。


ライブはGET YOU、Song for a、デモサヨナラと1月のシングル曲が並んで、オリコン10位をギリギリ逃したことが思い出されたり、リリイベ初日ということもあったのかしら、硬い空気も感じたりしてました。自分は後方ちらちら見えるメンバーさんの表情を見つつ、気ままにコールしたりnerveの指差しでスペース空くので床に寝たりすると、周囲から視線来てエキセントリックな奴だと見られるのもまた一興。BiSimulationのブレイクダウンで声入れたら揃っていった時には、あ、まだ影響及ぼせるんだと感慨深くなったり。両国に向けては決して順調満帆なものではないけど、今日もライブで見たような研究員の熱気があって支えてるような気がしていた。


なんかずっとそうしてきた訳だし、ましてやシングルリリースと両国重なったいわばお祭り時期。楽しむんだったら片棒担ぐのが楽しいに決まってるわけで、研究員側からそういうムードに持っていけたらいいなと思ってます。てなことをプー・ルイさんに話した(←これが言いたかった)。


研究員と反省中にもそんなこと考えながら、終電で自宅最寄まで帰宅。馴染みのバーに寄って、BiSimulationをかけてもらい初のCDリスニング。hide out cutがウェットなのと比較すると、BiSimulationはザラザラしてるんですねー。いつからかどのアーティストからか主要なリリースの度やっていることなのですが、初めて聞く音源をバックに美味しいお酒(今日はストロングボウというシードル)を呑むのは実に旨いものです。

BiSimulationの歌詞を取ってみた

例によって歌詞を取ってみてます。頭に鳴り響くsilent people、沈黙の民衆、ってところにサイレン、キュンキューンとか騒がしい擬態音を噛ませるのが、わけもなく頭にこびりつかせるのが秀悦だなと感じてます。

Silent 頭に鳴り響く
People 今度のまだ見てない
キュンキューン 繰り返すしか 無常無常無常



Silent 頭に鳴り響く
People 止めどなく溢れる
キュンキューン 待っても全然通じない世界



Assumption BiSimulation 未だ見てない 心非ず
あまる消える 溶ける未来は なってない
現状問わしてねえ聞いているの 飲み干した一気に



Silent 頭に鳴り響く
People 今度のまだ見てない
キュンキューン 繰り返すしか 無常無常無常



Silent 頭に鳴り響く
People 止めどなく溢れる
キュンキューン 待っても全然通じない世界



いつから仕掛けたら しりめちゃっく
Not all well 求められず
あまる消える 溶ける未来は なってない
現状問わしてねえ聞いているの 飲み干した一気に



Silent 頭に鳴り響く
People 今度はまだ見てない
キュンキューン 繰り返すしか 無常無常無常



Silent 頭に鳴り響く
People 止めどなく溢れる
キュンキューン 待っても全然通じない世界



終わる消える 溶ける未来は なってない
現状問わしてねえ聞いているの 飲み干して一気に



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BiSimulation

BiSimulation

BiSimulationのPV

3月発売のシングルのPVが公開されて3週間あまり経ちました。
インストア含めライブだともうずいぶん演っていて、ワンマンだと2回ずつやったりとか、発売日までのプロモーション期間の期間も十分ある中勝負かけてきた感じあり。

PVはスローモーションで上半身を写す構図をメインで、その分メンバーの表情に鬼気迫るものがあって、ディープキスを本気でやった「パプリカ」に匹敵するほど、表現豊かなものになってると感じました。正直、血が飛び散ったり傷メイクをしているのはそれを引き立たせる仕掛けでしかなくて、グロテスクにはまるで感じない。

ゆっふぃーは限界超えたかのように焦燥して、みっちぇるの不気味な笑みは何か取り憑いたかのよう。のぞしゃんは追い込まれた心身の疲れから出るような白い息が映しだされてる。プー・ルイは限界超えたかのように倒れる白いボードの前でにったりと笑顔を湛えて、セックスで上気したらこんな表情するのかとか想像したらとても、いたたまれないくらい興奮した。Bメロの「未来は」のところの、口元緩めて甘くささやくかのような発音に一緒に昇天したい、いやエクスタシーを感じずにはいられないす。
そんな4人を脇に、アイドルを背負うかのように笑って踊り続けるわっきーに底知れない強さを感じて、ピュアといわれるキャラを体現して見せている。実際めちゃくちゃ体力あるんだと思うし、BiSが辛うじてアイドルの対面をマスに訴えるのに彼女の存在は計り知れない。しかしながら、これが公開された数日後に脱退が発表されて、PVの最後に達観したかのような満足した表情で、強い存在を見せつけてこのPVのクライマックスにしてすべてを持っていくシーンの真意が脱退が決定していたからなのかと思うと、たまらなく切ない気持ちになった。その人生の一瞬を、このPVに切り取られて、多分これからもアイドルヲタに語りづがれていくのかもと思うと。

Especial Especia@堀江Vilette Voite

6回目となるEspeciaの定期ワンマン、初めて行ったのが8月(vol.4)だから4回目。毎月定例の大阪遠征で、なんばのバス停から堀江への道を迷わず歩けるようになりましたが、バスを降りると寒さがしみる季節になりました。

メモしてないので誤りあるかもですが、だいたいのセトリ。

  1. ナイトライダー
  2. Twinkle Emotion
  3. きらめきシーサイド(悠香、暁音、ちひろ
  4. Funky Rock(優香、もなり、ちか、絵莉香)
  5. Midas Touch
  6. Parliament
  7. My Ixxx(S&L remix)
  8. め組の人
  9. きらめきシーサイド(悠香、暁音、ちひろ
  10. Funky Rock

Encore

  1. Funky Rock
  2. ナイトライダー
  3. Twinkle Emotion


新曲1曲目はFM音源的なシンセ音が鳴る80年代歌謡曲、サビラストの決め台詞が"Let me show you"、「あなたを見させて」ってセンシュアル!曲名の「Midas Touch」は山下達郎の曲から取ったそう。2曲目は"Funky Rock"よりさらにファンク色を直球に出した"Parliament"。制作者のSchtein & Longerさんが意識的に遊んで作っているなあと思うくらい、現在への解釈を抜きにして70-80年代当時の音を再現しているのに、平成以降生まれのメンバーさんが派手なステージ衣装でパフォーマンスしていて、2012年現在大阪堀江から発生しているであろうの時間のねじれが面白くて、まあ自分なんかは年取ってるクスリと笑みつつ楽しませてもらってます。


それと、従来からの持ち曲である「きらめきシーサイド」と「Twinkle Emotion」の歌唱が前にもましてきれいに響くようになっていて、最前に座っているだけにPAを通さない音が直接目の前のパフォーマンスと共に、体に当たってくるような強さが出てきたんじゃないかなと思います。


終了後の物販で、事前にアナウンスされていた新Tシャツ4色のうち、黄色を購入。
それから、以前にもお願いした堀江の花屋さんで買っていた花束を、三ノ宮ちかさんにプレゼント。推しメンさん決めてから初めてのお話しだったので、お互いドキドキしていた(ような気がする)。ダンスはじめ、どんどん良くなっていくことを褒めて褒めてもう褒めたり、好きなお花教えてもらったりとか。いったんお話しした後に、メンバーさんの並び順が変わっていたところ、末尾にちかぶぅさんがいたので2回は無しかなと遠慮しようとしたら、マネージャーさんに呼び止められてもう一回お話しして、現状では許される臨機応変な対応にまた満足感増すのでした。

おながわ秋刀魚収穫祭のステージ

BiSヲタと前日「夏の魔物」を見て一緒に車で移動。女川につくと生憎の雨で、会場であるグラウンドは水浸しだけど、特に中止になる様子もない。泥んこになるのは覚悟したんだけど、当日に東京から入ったヲタの発案で、同じ泥んこでもだいぶマシになるだろうと、しゃがみスペースとして椅子席の脇に敷いてあったブルーシートを舞台前にみんなで移動。ちょうど子供の遊び場みたいなスペースが作られました。当然のように裸足になってズボンのすそをまくっていき、研究員がプルーシートに立つと30−40代のおっさん含めた大人が、子供みたいな出で立ちになってた。地元の方からは、ヤクルトのプラスチック瓶にビーズを入れた鳴り物(一つ一つにメッセージが書いてあって、うるっとした)を差し入れいただいて、ますますテンションあがる。


また別のヲタがタオルを持っていなくて探したところ、白地に黒の魚の文様に「女川愛」の文字をあしらったマフラータオルを発見。primal.のサビで演者のフリコピで客席側の研究員が両手を挙げた状態で一斉に後ろを振り向く場面があるのですが、そのタオルを挙げたら面白いだろ、というのはどう考えてもこれ以上ない演出で、次々に同じタオルを買い求め、タオル売り場が突然の盛況を迎えることに。


始まりはプー・ルイがアカペラでPower to the peoplepeace for peopleのようなというフレーズの曲*1を歌いだして研究員が続いて、まだ足りないのか更にリピートして煽っていくうち、だんだんと地元の方も参加していただく流れに。


ケチャパートでは迷うことなくスライディングケチャ。ヘッドスライディングしてもツルツルによく滑って、しかも痛くない。勢い余った研究員のパンツが巻き込まれてずり落ちるハプニングもありながら、自己紹介のタイミングでも後ろからだけじゃなくて横から2人同時とかスライディング天国。ミッチェルの自己紹介の後は相撲が取られ、のぞしゃんのときはスライディングからのリフト、プーちゃんはスライディングした自分の後につまさんが「プー・ルイさ〜ん、ごめんなっさーい!」と叫んで客席後方まで走るとか、訳わからない!


I'm coming!!とgugigiでは泥んこになった研究員が、腕を挙げてアフリカの豊漁の儀式みたいにスキップして回るサークルモッシュ、サウザンドボルトのサビ前で抱き合う、BiSで中央直列を取り合う、IDOLでずるずる滑りながらモッシュ、とか平たく書くとちょっと違うけど異様なテンションになってた。


ハイライトは太陽のじゅもん。歌う前に女川のコミュニティラジオでリクエストされたときのエピソードが披露されて、ラジオを聴いていた時にふと聞いたときの印象がとても強く残って、曲名を教えてほしいという内容。歌詞でじゅもんじゅもんと続く曲、痛い痛いの飛んでけっていうけど、友達は津波で流されてしまって、そんな心象に沁みる曲というメール?手紙?がゆっふぃーから紹介されました。
普段は自分で作った5人のコールを入れたりするんだけど、一瞬迷いながらも無しに。名前を呼ぶコールも無しに。見上げると、メンバーの目に涙たたえていて、初期から少しアレンジ加えつつも単純な振り付けに温かみが増し、これまでにないくらい美しい。心なしか、雨が弱くなってる。
ずっと研究員もしくはおまいつ目線でライブで見てたから気付かなかったけど、アイドルもしくはポップ音楽は、年代や場所を越えて伝わるものあるんだな、他のグループさんと同様、そういうこと伝えるためにもやってるんだよなぁという事実に気づいて、とても感慨深くなる。


最後3曲というMCに「えー!!」とお約束で言いつつ、合計10数曲やったよね。気付けばBiSの代表曲のnerveが無いまま、ライブが終了していました。自分が知る限りでは、昨年初春のライブデビュー時のごく初期に、持ち曲の組み立てを試行錯誤してた時期くらいじゃないかな。自分が通算で言えば少なくとも200回はライブでnerveを聞いて踊ってMIX入れて、でも最近だと指差し時の圧縮で自分自身やステージ守ったりで辛く感じて、自身としてはけっこうな倦怠があったのも事実。でも、いざ終わってみるとnerve抜きでライブとして全然成立してることに気付く。nerveという曲がお初の人向けに強烈にアピールするのは当然そうだと思うけど、先のエピソードがあって今日の女川ではお初の人に「太陽のじゅもん」がその役目にあたったんだと考えています。わずか2年足らずで30曲を数える楽曲があり、来月には更にアルバムが加わるわけで、シーンに合わせた組立てはありえるはずだよね、と気づいたり。


ライブ中にメンバーの写真を撮りに前に来た少年を高く持ち上げたり、ケチャ部分でやはりその少年を持ち上げ、少年にスターダストを捧げる。女川に捧げるスターダストは最後に研究員が後ろを向いて捧げるのが決まりました。嬉しかったのは、最後の演目で「サンマDEサンバ」を披露する地元の中学生が真似してくれたこと。バカバカしいノリだけじゃなくて、覚えやすくインパクトあるんだなと感じた。「サンマDEサンバ」はトリを飾る予定だったのが、突然の雷により残念ながら中止に。金物扱っていれば鉄則な判断だけど、残念だよね。。。東京で披露する機会もあるとのことで、時間合わせて見てみたいな。


紛うことなく、現在の5人体制になってからの第三期で最高のライブでした。本当に泥だらけになって、例えはあれだけど、作戦後の兵士みたいに飯場ならぬ握手列に並ぶ研究員。いつも緻密に組み立てることはまったくしてなくて、一貫して研究員の個々のアイディアとノリでこれまであれこれとやってきたと思うけど、それが結実したと感じてました。参加することが出来て良かった、みなさまお疲れさまでした。その根っこで演じるBiSのメンバーさん、そして今回BiSを呼んでくれた蒲鉾本舗高政の若旦那(?)さん、そしてバカを受け入れた女川地元のみなさまには感謝しきれなくらい。本当にありがとうございます。



*1:宗像さんからツイートでジョン・レノンの曲と教えていただきました、ありがとうございます!