クリスマス・キャロル-ニコニコミュージカル@銀座博品館

 ホリエモンが出るというのでどれだけ話題になっているかは未知数だったんですが、Cutie Paiの元メンバー、スージーこと三森すずこさんが出演すると知って、俄然通うことにしました。

 思っていたよりずっといい出来だったな。日によっては後方にぽつぽつ空きがありながらも、人もしっかりと入っていたし、ネット中心の宣伝で前評判が必ずしも良くなかったことを考えると、上出来だったのでは。

 演出面はSEをがつがつ入れたお笑い要素がが強く、過剰気味だけど年末の笑い納めと考えると気持ち良い。

 出演者で印象に残ったのはまず天使ガブリエル役の新谷真弓さん。絶妙な掛け合いで初舞台のホリエモン安田美紗子さんの好い部分を引出していたし、脇にいるときの仕草でもそこはかとなく笑いや色気を振りまいてました。
 もう一人は天使ウリエル役の松永一哉さん。ダイナミックで派手なダンスは中心で良く映える。すっとぼけた風の台詞回しから、だんだん主人公スクルージの未来を暗示するように、狂気を帯びていく様に引き込まれました。
 それと、やはり三森すずこさんには思い入れがあるので、ミュージカル役者としての演技と歌を見ることが出来たのは大きな収穫。主人公の孫として可愛い役どころながら、どこか気が強かった祖父とも重なっていくようでした。2日目では良い席だったので、正面から彼女の歌唱が直接聞こえてきたのには震えたよ。
 
 ということで、今日まで3公演見て、明日千秋楽のマチネ合わせると4回見に行くことになります。一つの舞台をこれだけ通う経験は無かったのですが、アイドルと同様、役者さん自身に入れ込むとはまっていくものですね。
 通うことで、演出や装置や脇の動きとか、それ以外の要素にも目が行くようになって奥深さを感じています。