それにしても

最近ヘビーに聴いているのはPerfumeだったり、hicalculatorのデビューに沸き立ったり、傾向が変わってきてるような気が。2組に共通するのは、まず90年代に夢中になった音楽を思い起こさせるつくり。これは菊池成孔のエッセーか何かで触れていたと思うのだけど、当時の音楽を聴いていた人が現在クリエーターになっているゆえに当然その延長線上での影響やネタ取りがなされるという点。もっというと、90'sでも80'sでも70'sでもいいのだけど、decade単位で便宜上切り取られる音楽の世代があたかも周期性をもってブームになるということは、あくまで現在のアーティストとクリエーターの間の年齢ギャップに過ぎなくて、現在の自分はクリエーターの年代として接しているということですね。
もうひとつは書いてしまうと身もふたもないのですが、キャラクターにとてもとても健康さを感じること。こちらが傾向が変わっていると感じる差異のゆえんですが、まあラオスや仕事に限らずいろいろある年頃で、せめて気持ちよく聴く音楽くらい健全性が心地よいということで。結局、その両者が交わるところに居るアーティストとして、hicalculatorPerfumeが在ると感じる今日この頃であります。