Sugarless GiRL / capsule

どんどん出ますね、capsuleのニューアルバムです。iTMSで早速ダウンロードです。そこのコメント見てると、ボーカルの魅力を生かしていない、capsuleサウンドとしては戸惑いがある、とありましたが、ワタクシはかなりいけてるアルバムという意見です。ハウス寄りのジャンルはもともと好きで、中田ヤスタカさんはこういう音楽を器用に作れるんだという。その点、前作のFRUITS CLiPPERは中途半端というか、どちらつかずな印象だったわけです。確かにボーカルはこしじまさんである必然性は薄いですが、敢えてcapsuleというユニットでリリースしている意図があって、多分perfumeや他名義ではなし得ないことを最初にcapsuleで持ってくる意気込みを感じる、勢いあるトラックが並んでいます。それはまさにクラブで耳にすればアッパーになるものをこれでもかと聴かせて踊らせる。カフェや美容院で聴くより圧倒されるような場所でのリズムと気合いと美意識。その三番目要素が中田ヤスタカならではの香りで、結論としてすごくよく出来た好きなアルバムです。