またしてもとあるセミナーに参加していたわけですが、徳島の上勝町「つまもの」を商品化して都会の料亭に出荷しているという事業の紹介と分析。わが社的には村落開発とか女性の役割*1とか、非常に勉強になるものだったのですが、つまりは一人のプランナーが絶大なるマーケティングセンス持っていることに尽きるんだよな。つまり、商品開発して適性数量を高品質に出していくことは容易でないんだけど、そういうセンスを持った人をリクルートすることはそのセンスを持った人でないと出来ないという気がすごくするのです。さらには、外部から人材を入れてプロジェクトを動かしていくのはさらに体力と信念が求められるわけで。一村一品の展開とかいう視点ではモデルになるのは間違いないな。
 反面、ITの利用という視点で捉えると完全に利用という視点であって、そこは徹底してるわけです。それに至るプロセス分析やお年寄りすら巻き込むインターフェースの洗練度は抜群なのです。ある意味、商品のオンライン市況を伝達することに徹するわけで、先のマーケティングセンスに裏打ちされた魅力的な内容がタイムリーに来るという、見ずには商売できない類のもの。商品があるかないか、なんてレベルの話ではなくて5歩先を行っている事例でありました。

*1:村民を巻き込むプロセスはあくまで地道に。市況情報は公平に。実質的に商品知識持っているのは女性。