転換点のデング熱〜入院4日目

 熱がひいたように見える。看護士さんの検温で「平熱よ」といわれて狂喜乱舞。はー、退院できるかも、、、と淡い期待を抱くと、さらに医師は「おー、あと一日熱でなかったら退院ね」都のコメント。おー、さらに期待が増すのです。
 この日あたりから、腕と足、顔、ついでに頭皮に湿疹が出てくる。かゆいけど、おそらくかいて良いことは無いだろうと時々ぬれタオルで拭きながらがまん。看護士に訴えると、「完全にデング熱の症状ね」といわれ、むしろ安心。
 ところが、晩飯の後眠りにはいると夜中ごろに頭ががんがん。うーつらい。また熱か。ナースコールを呼べばよいのに、小心者の僕は耐えるのです。これも精進。そのくせ、定期検温(6時間ごと、夜中もあり)でやっぱりまた熱が出てて、パラセタモールを飲むと頭痛が引いていくのです。効果てきめんなり。このころには、パラセタモールが効いていると熱は引く、切れてくるとまた熱が出るという、完全に薬物にコントロールされる体になっているのです。でも、現代医学のたまものですわ、デングの頭痛をコントロールできるなんて。