デジタルデバイド解消とビジネス

 同僚と一緒にdigital divide dataなるNGOのオフィスを訪問してきました。途上国の障害者のために、IT関連の研修を提供すると同時に、主に海外から受注するIT関連業務(データエントリ、簡易なDB構築、記事クリッピングなど。ハードウェア補修もできるらしい)をそれらの人材を活用して就業機会を提供するという内容。
 業務風景を見ていると、みな一心不乱にキーボードを叩いており、およそラオスではないような風景。聞くと、各人の業務効率を把握すると同時に、優秀な人材には更に上級の研修機会を提供する、という、およそ社会主義国、農村サバーイ追求ラオスでは見られない姿。政府機関ののんびりさに見慣れていた私には衝撃だったのです。ただ、社会福祉の面だけでなく、会社経営する厳しさを同時に追求するモデルが成り立っているのを目の当たりにして、20年先のラオスを見ているような気になるのです。でも、わたしの業務効率は?なんて聞かれるととたんに汗が吹き出てきそうですが。