Nam mang3水力発電所

衝撃の光景であったわけですが、灌漑用の調整池は湛水後3周間で床が抜けてに大穴があいて、水が全部抜けているという何とも。
施工業者(中国)がもともとこの大穴の位置の上流にあったダムサイトを下流に移動してしまったようです。コンサルタントがもともと地質を調査して指摘したにもかかわらず、中国業者はそんな事はお構いなしに工事をやり易いところにダムを作ったのでしょうか。

補修するにしろ、大金がかかり、中国業者が瑕疵担保で追加工事費無しでやるか疑問。

発電所の工事もまさに組み立て真っ只中ながら、作業現場はほこりとごみ、タバコの吸殻にまみれて、床のパネルは外しっぱなしで危険極まりない。日本で想像するような工事現場とは程遠く、品質管理も安全対策も全くなされていない、といった印象。現場で迷走しているのが目に浮かぶよう。

一緒に言ったナショナルスタッフは、日本語で「バカ、バカ」と言いながら、涙を浮かべていたのです。