在イラク日本大使館員殺害
ついに、おこってしまったか、というのが率直な感想。その上で、陸路移動に関する安全対策措置がどれだけ取られていたか、これから検証されることでしょう。一般的には、
- 移動前の安全確認を適切に取っていたか
- 安全情勢に係る各国、セキュリティ機関の情報をどのように判断したか
- 自動車移動時の隊列(防弾車が5台隊列を組んでいたりすると威圧感あるが、安全取るならやること)
- 無線やインマルサットといった、連絡手段を持っているか。連絡ルートは確保しているか
- いざというときの退避ルートが確保されていたか
- いざというときに、自ら退避(引き返す)権限を持っていたか
といったあたりがポイントとはなりますが、1と2がつまるところ、今回事件ではモノいう部分と思う。
それにしても、犠牲者が帰ってくるわけもなく、世界で最も危険な地域で活躍している日本人の使命感と奮闘は賞賛するも、やっぱり、無事に帰って初めて成功といえるんだと思う。無念でならないでしょうが、犠牲となった方の冥福をお祈りします。